ニール・サイモン 1 (ハヤカワ演劇文庫 2)

  • 早川書房 (2006年9月1日発売)
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本棚登録 : 121
感想 : 12
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三谷幸喜さんの影響で読み始めました。
奇妙な同居生活を始めるオスカーとフィリックスのやり取りは、何度読んでも秀逸。
異常な清潔男フィリックスに、テキトーなオスカーが徐々にキレる辺り、舞台だと面白いんだろうなぁ。
戯曲だけに、文字だけ見たら笑えなくても、舞台を想像すると笑えるシーンが沢山あります。
解説にもありますが、彼の持論である・・
・幕が開いてすぐに登場人物が一通り喋り、尚且つ、各人物の性格がある程度分かる。
・開始10分後には、新しい展開がある
・ジョークはジョークで終わらずに、それが芝居を先に進めるためのセリフでなければならない
これ等が、見事に織り込まれているのはさすがです。

日本でも何度も上演されている劇ですが、実は私は未見。
一度は観たいな〜。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2008年12月29日
読了日 : -
本棚登録日 : 2008年12月29日

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