島田少尉が各地に配置した伝令(伝達命令)を見て、田丸一等兵ら残存兵が北浜ツツジ陣地跡に集結。作戦の第一段階として、少尉率いる一隊は西浜の米軍物資集積所に侵入、物資の奪取に成功して士気は大いに高まった。一方、捜索により本部将兵は既に玉砕していたことが明らかになり、竹野内中尉と島田少尉は、残存部隊を再編成し島内に潜伏、来たるべき日本軍の反攻に呼応して米軍を撃退する持久作戦を下令する。しかし、自決した大佐は作戦当初より「ペリリュー島への増援は無駄」と断じ、「少ない戦力で損害を抑えつつ出来るだけ長く敵の大軍をクギづけにすること」を自らの役割としていた。少尉ももはや日本に反攻の余力がないことは承知の上で、持久作戦を継続するために士気を鼓舞したのだろうか。
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2018年9月2日
- 読了日 : 2018年8月26日
- 本棚登録日 : 2018年8月26日
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