本書はリクルートのファウンダー江副氏の回顧録であるが、まるで経済小説のような話の展開にフィクションでは?と感じてしまった。特に後半のコスモスとFF(ファーストファイナンス)の不良債権の対応とダイエーの中内氏への株譲渡の話は緊迫感があった。関係者は全員リクルートのためを思っているけれど、立場が違えばそれぞれ考えも異なる。このような場面でリーダーとしてどのような決断をしたのか、江副氏の分析はとても参考になった。
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2011年8月15日
- 読了日 : 2011年8月15日
- 本棚登録日 : 2011年7月15日
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