せなけいこさんの本はどの本もマジで怖い。大人になってから読んだのに、この本もご多分に漏れず怖かった。なんというか、薄ら寒い喪失感というか、痛ましさというか、ある意味ドライで残酷な本。帰ってこない子猫を母さん猫が屋根の上でずっと呼びつづけているラストには、胸をえぐられるような思いがする。
それはともかく、娘は保育園で出会ったこの本が気に入ったようで、何かというと「○○したくないぷー」と言い合うのが、我が家では一時流行に。私が多用すると不安になるのか、「そろそろ人間に戻って~」と泣きついてくるのだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2011年10月13日
- 読了日 : 2011年6月
- 本棚登録日 : 2011年10月13日
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