この本は人生が理不尽であるということを受け入れなければきついと思う。
この本を読むまで自分はまだどっかで理不尽さを受け入れがたく思っていた。
学校では「人は皆平等である」と習ってきたし、社会でも利権は悪、談合はノー、機会の平等、男女平等などあらゆる場所で平等が謳われている。
しかしそれは幻想なのだ。
生まれた瞬間もうすでに格差はあるという理不尽。
そしてどうせ死んでしまうのになぜ生きるのかという問題。
それをなぜかと問いながらその中で生き続けることこそ人生なのではないか。
そのために「働く」ことは重要だと説いている。
「仕事は生きるために必要である」これは賃金のことを言っているのではなく、なぜ生きるのかを思考するために必要なのだと。
正直こんなこと考えながら生きるなんて辛すぎるししんどいと思う。けれどもそれを抜かして生きると死ぬ瞬間激しく後悔して生に未練たらたらで死んでしまうのではないかという確信みたいなものもあるので結局は嫌々ながら考えていくのだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発
- 感想投稿日 : 2015年9月15日
- 読了日 : 2015年9月13日
- 本棚登録日 : 2015年9月7日
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