レポート・小論文の書き方

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (1998年2月1日発売)
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レポート・小論文の書き方
著:江川 純
日経文庫 760

わかりやすい。文書作成のための入門書、基本的な内容だと思います

スピード勝負のビジネスマン、待ったなしで文章を書く必要がある
内容があれば、比較的書きやすく、よい文章になる確率が高くなる
何をいいたいのか、伝えたいのかがハッキリしていて、文章は少々下手でもかまわない

その基本的な心得や技法について、レポート、小論文で考えてみようというのが本書のねらいです。
文章力とは、「書かれている内容」×「書き方=文書技法」です

■レポート、小論文の要点

簡潔にして、要領を得たレポート ⇒ 5W2H(When,Who,Where,What,Why,How,How much)
文書の特性 伝達性:相手に伝える、提案性:相手に行動を起こさせる、承認をさせる

よいレポート・小論文 
 ①目的にあっている、②主張、伝達事項がハッキリしている、③論点が絞られている、④正確、⑤わかりやすい など
わかりにくい文章
 ①内容が専門すぎる、高度でわからない、②論理の乱れ(=論理の乱れ、論理の飛躍)
わかりにくい文章表現
 ①長い文章、②難解な言葉、③説明が一人よがり、④比喩がわかりにくい、⑤語順が悪い
⇒ 1文は、40~50文字

■文章の基本的心得

文体の統一 ですます か である のどちらかに
主語と述語を近くに置く
複文・重文⇒短文に そして表現を単純で短く
句読点をうまく使う 句点。文の終わりを明確に 読点、 は文を分かりやすく。とくに使い方には決まりはない
漢字とかなの含有率を調整する 35~40% ⇒ やわらかくするなら 20~30%
接続詞をうまく使う
 順接 そして、だから、それから、したがって
 逆接 しかし、けれども、だが、ところが、
 累加 まあ、さらに、および、ならびに
 選択 または、もしくは、あるいは
同じ単語を繰り返しつかわない ⇒違う類語を使う

■レポート・小論文の基本技法

AIDMA:出だしのつかみ
 A:Attention:注意
 I:Interest:関心
 D:Desire:要求
 M:Memory:記憶
 A:Action:行動

文書パターン
 事実の記述
 疑問の提示
 論点の明示
 意見の提示
 体験の報告

箇条書き
 図:概念図、地図、写真、系統図、組織図、フローチャート、イラスト などなど
 表;
 グラフ:折れ線、棒、内訳棒、円、帯、レーダチャート

引用

見出し、小見出し

■レポート・小論文の書き方

レポート ⇒ 何かを報告する
小論文  ⇒ 何かを論じる
事実を確かめる

読んでもらう工夫をする ⇒わかりやすい表題、目的意識、短文で表現

アウトライン、①全体のボリューム、②書くべき項目、③全体の構成

構想

構成 序論⇒本論⇒提言 もしくは、序論⇒要約⇒結論⇒本論⇒提言

情報の収集 文献調査、実地調査、インタビュー
情報の分析 分類、整理、取捨選択、保管
情報の価値 より早い情報、より正確な情報

アイデア出し
執筆 ワープロを使う
推敲 内容に対する推敲、技法に対する推敲 ワープロの変換ミスのチェック

目次
1 ビジネスマンとレポート・小論文
2 文章の基本的心得
3 レポート・小論文の基本技法
4 レポート・小論文の書き方

ISBN:9784532107604
出版社:日本経済新聞出版社
判型:新書
ページ数:176ページ
定価:830円(本体)
発行年月日:1998年02月09日1版1刷
発行年月日:2012年03月06日19刷

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年1月12日
本棚登録日 : 2024年1月11日

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