三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2018年12月11日発売)
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本棚登録 : 312
感想 : 21
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下巻は風里と奏の関係を軸に、その前の世代である葉や響の残した想いなども絡んでくる展開に。ややファンタジーな展開にもなりますが、終盤のいろいろなものが解けて、収まるべきところに収まっていく感じは、とても気持ちがよかったです。
全体を通してのテーマは「繋がり」なのかと感じました。手を伸ばすことで人と人とが繋がっていく。そういう繋がりを重ねて未来が紡がれていく。そんな物語に感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月24日
読了日 : 2020年5月24日
本棚登録日 : 2018年12月11日

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