主人公が女の子になりたい男の子である、というのが主な特徴でありながら、これまではあえてその部分を話の中心にはおかないで進行してきた感があったのですが、前巻の事件をきっかけに一気に話がシリアス路線に急展開。初めてといっていいぐらい「そこ」が話の中心になった。
でも、なんだかんだ言って二鳥くんは「女の子になりたい男の子」としては考え得る限り最大限に環境的に恵まれているような気がする。この程度の抵抗で済んでいて、周りに理解者も師匠も大勢いて。現実ではなかなかこうはいかないよなぁ。
読書状況:読み終わった
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作家名さ行(し)
- 感想投稿日 : 2010年6月15日
- 読了日 : 2010年6月15日
- 本棚登録日 : 2009年12月29日
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