聯合艦隊司令長官 山本五十六

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年11月8日発売)
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本棚登録 : 221
感想 : 35
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平凡社から出ている山本五十六よりも、読みやすい。映画で理解していなかったシーンも、本を読むと意味がわかるようになる。
本を読むと山本五十六以外に、冷静な思考を持った人がいなかったように感じる。それが真実だとしたら、日本人として情けなさを覚える。
本文では日本軍は思っていたより米国を敗かしていて、感心してしまう時もあるけどその際に多くの人の命が奪われたと思うと、フィクションを読んでいる時とは違った悲しさがこみ上げてくる。

『‘いま起こって困ることは、おこらないと考える’のが日本人』
私は脳の中まで日本人なんだと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2012年3月6日
読了日 : 2013年1月22日
本棚登録日 : 2012年3月4日

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