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【新版】 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り (朝日選書(777))
- 藤木久志
- 朝日新聞社 / 2005年6月10日発売
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プーチンの失敗と民主主義国の強さ 自由を守るウクライナの戦いを経済学から読む (PHP新書)
- 原田泰
- PHP研究所 / 2022年12月16日発売
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社会をつくった経済学者たち―スウェーデン・モデルの構想から展開へ―
- 藤田菜々子
- 名古屋大学出版会 / 2022年9月15日発売
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エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)
- 君塚直隆
- 中央公論新社 / 2020年2月18日発売
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先日、96歳の生涯を閉じたエリザベス2世の評伝。本書を読むと25歳で王位を継いでから70年以上にわたって連合王国と英連邦王国の君主として君臨した彼女の生涯がお飾りとしてのそれではなく、まさに現実政治に大きく関係するまさに波瀾万丈のものであったことがよくわかる。
歴代の首相との関係、なかでも鉄の女サッチャーとの関係は興味深かったが、コモンウェルスとの関係は知らなかったことが多く、勉強になった。日本の皇室との関係も随所に触れられており、エリザベス女王から見た日本の皇室という視点は新鮮であった。
しかし、本当のところエリザベス女王が何を考えどう行動したのかを知るには、現在は非公開の資料に基づいて跡づけられる必要があり、その辺が同時代史の難しさでもある。
2022年11月21日
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昭和史研究の最前線 大衆・軍部・マスコミ、戦争への道 (朝日新書)
- 筒井 清忠
- 朝日新聞出版 / 2022年11月11日発売
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アトランティス=ムーの系譜学 〈失われた大陸〉が映す近代日本 (講談社選書メチエ)
- 庄子大亮
- 講談社 / 2022年9月12日発売
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中国哲学史-諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで (中公新書, 2686)
- 中島隆博
- 中央公論新社 / 2022年2月21日発売
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本書は副題の「諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで」通り、中国3000年の哲学史を叙述したものであるが、単に各思想家の思想や哲学を紹介するにとどまらず、それら思想を世界史的な連環のなかに位置付けて読み解くことを試みた「新しい哲学史」と言えるだろう。
たとえば第2章で取り上げられるおなじみの孔子も司馬遷が描いた「異様な異邦人」として捉えられ、歴史のヘテロトピア(異質性、異邦性)の重要性が強調され、中国<哲学史>のスタートして措定される。まさに「はじめに」の「グローバル・ヒストリー」の部分(p.16)で問題提起されている歴史学が前提としている諸概念の「哲学史的」見直しの可能性、「普遍化すること」への可能性を開いていくのである。
自分なりにもう少し整理してからきちんとレビューしようかと思うが、取りあえず備忘として。
2022年12月29日
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帰一協会の挑戦と渋沢栄一:グローバル時代の「普遍」をめざして (渋沢栄一と「フィランソロピー」)
- 見城悌治
- ミネルヴァ書房 / 2018年2月20日発売
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