原子力ムラの陰謀: 機密ファイルが暴く闇

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レビュー : 12
muramatsu-bunkoさん 原発・放射能   読み終わった 

1995年12月、夢の原子炉と言われた高速増殖炉「もんじゅ」で、ナトリウム漏れの事故が起こった。その翌月、その事故現場を撮影したビデオが隠されてしまった問題を調査していた動燃(動力炉・核燃料開発事業団=当時)の幹部が謎の死をとげた。彼の死後、残された段ボール7個分にものぼる資料には、信じがたいようなショッキングな記録が詰まっていた。本書はその資料と取材をもとに、「週刊朝日」2013年3月15日号から6回にわたり連載された内容を大幅加筆したものである。
とにかくリアルである。それでいて、住民に対する個人調査、説得工作、組織ぐるみの選挙運動、フランスからの3万キロメートルにも及ぶプルトニウム海上輸送の裏側など、まるで映画か小説のような現実離れした出来事が、次々と繰り広げられる。肉筆のメモや機密事項のファックスなども図版として掲載。「原子力ムラ」の恐るべきパワーと暴走ぶりよくわかる1冊である。

レビュー投稿日
2013年9月28日
読了日
2013年9月23日
本棚登録日
2013年8月20日
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