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本棚登録 : 325
感想 : 15
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数ある子育て本の中でも指針としたい教訓がたくさん乗っていた。

周りへ優しくすること、コミュニティの中で他者に貢献できることをすること。
寄付をしたり、困っている人を助けたり、小さな時からこれらを当たり前に教えていくこと。

最近の子育て本では、頭のいい子に育てるとか、○○大卒の子どもを育てた方法とか、どうしても個人の能力を伸ばすものにフォーカスされがちだけど、(もちろんそれも大事だけど)、それだけだと親も子どもも自分たちが自己実現することだけが大事かのように思えてしまう。

そうではなく、周りの人に気を配ること、困っている人がいたら助けてあげること、声をかけてあげること。コミュニティの中で生きていく以上最も大事なことだと思うし、だからこそ個人の能力を高めて社会貢献できる人になることが意味のあるものになると思った。

子育てとは、自分の子どもだけが幸せになれるようにすることではない、と改めて思わされた本。

受験や就活で大変だとついつい忘れてしまいがちになるけど、人として大事なことを思い出させてくれる。定期的に読み返したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月13日
読了日 : 2022年8月13日
本棚登録日 : 2022年8月13日

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