名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

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本棚登録 : 4879
レビュー : 530
著者 :
ニャ~さん 辻村深月   読み終わった 

「自殺者」の予想は何となく当たっていたが、まさかこういうこととは思わなかった。辻村さんの本ではいつも、自分の予想が一応少しは当たりはするのだが、真相はその一手、いや十手以上先にあり、してやられた感。多くの読者がそうなのではないかと思う。おそらく、そこまでは当てられると見越した上でのジェットコースター的どんでん返しなのだろう。こんな青春、羨ましいと思えるようなまぶしさ。登場人物が素敵で、読後感もいい。

しかし、何と言うかいくらなんでも無理があると思う。みんな演技力が高すぎる!それと多くの方が指摘しているが、『ぼくのメジャースプーン』を読まないと肝心のオチが中途半端になるというのはさすがにどうなのかな、と思ってしまった。作品同士の関係性があるのは面白いし、他の作品も読んでみようと思わせるきっかけになると思うのだが、一つの作品がそれだけで完結してこそのファンサービスであってほしい。海堂尊氏の「桜宮サーガ」のように。

これはいつものことなのだけれど、『ぼくのメジャースプーン』を読んだのが結構前なので、関連性は椿さんのフルネームが出るまで気づきませんでした。ふみちゃん、ちゃんと過去を乗り越えて素敵な女子高生になっていてほっとしました。

レビュー投稿日
2013年9月9日
読了日
2013年9月9日
本棚登録日
2013年9月9日
4
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