モーツァルトは、飽きてしまう。
ベートーヴェンは、難しすぎて頭が疲れる。
シューマンは、暗くなる。
ブラームスは、重すぎる。

バッハのチェンバロ曲は、疲れた頭を癒してくれる。
思考の邪魔にならないくらいに、ボリュームを絞って、
スピーカーから流れてくる音は、とても心地良い。

久しぶりに、ロスのチェンバロを聴いたけど、
この人の演奏は、奇を衒わず誠実さが伝わって、とても良い。

2005年5月25日

アンジェラ・ヒューイットと言えば、バッハ弾きの女性ピアニストとして有名。そのヒューイットがショパンのノクターンを弾いたCDです。
ショパンのピアノ曲は一般に、テンポ・ルバート(音符の長さを柔軟に伸縮させる奏法)による揺らぎを強調する場合が多いのですが、ヒューイットの演奏は、それが嫌味にならない程度に抑制し、非常に知的な演奏をしているのが特徴と言えるでしょう。かえって、それが新鮮で、ついつい聞き入ってしまいます。
音色もとても美しく、彼女の心が伝わってくるようなすばらしい演奏だと思います。耳につかないんだけど、聞き入ってしまう…そんなショパンです。

2005年5月25日

ピアノ演奏に指揮に、ますます円熟味が増すペライアの注目の1枚です。
ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲の弦楽合奏版は、大フーガ、作品133ではいくつかの録音がありましたが、この12番は初めて聴きます。弦楽合奏の楽しさとも言える醍醐味を、余すことなく聴かせてくれる秀演と言えるでしょう。ただ、私としては、この曲はやはり弦楽四重奏で聴く方が、後期弦楽四重奏の深遠な曲想が明確に伝わってくるような気がします。
28番のソナタも、ベートーヴェンの後期の入口に位置する作品。中期に見られるベートーヴェンの激しさが、この作品あたりから、内省的な精神性を顕著に表して行きます。とても、可憐な曲でもあります。ペライア独特の、現代ピアノの表現力を駆使した演奏を、この曲でも感じることができました。

2005年1月31日

ハーゲンSQの若々しい、爽やかなモーツァルト。ただ、ちょっと「過激」に感じることもあり、「癒しのモーツァルト」のイメージとは異なる。素晴らしい演奏なのだが…。

2004年11月6日

モーツァルトのSQといえば、「ハイドン・セット」が代表的。実は私もこの後期作品は初めて購入(意外!)。
若く、瑞々しいハーゲンSQも結成20年。しかし、未だにその若々しさを感じることができるし、それに加え円熟度もさらに増した秀演。

2004年11月6日

バッハのオリジナルが3曲と、リスト、ブゾーニによる編曲物がそれぞれ1曲ずつ収められているが、これら5曲の様式感を見事に弾き分け、鮮烈かつ心地よく耳を刺激してくる。
グールドのバッハを始めて聴いたときのあのショックを思い起こすものがある。

2004年11月4日

作曲者自身による4手版で、サイは録音技術を駆使して一人二役で演じている。
オーケストレーションの極致とも言える原曲のピアノ版を、まるでオーケストラを聴いているように錯覚させる凄さがある。
実は、演奏にも仕掛けがあり、内部奏法によりグリサンドさせたり、ピツィカートさせたりと、その効果は絶大である。

2004年11月4日

とにかく滅法明るく、うきうきさせる演奏である。特に「きらきら星」は、とにかく心地よく神経をくすぐってくれる。

2004年11月4日

モデルチェンジ前の型を愛用しています。
デザインの良さ、堅牢さ、人間工学を考えた使いやすさは秀逸です。
別に欧米崇拝主義ではありませんが、欧州製の家電は日本製のようにチャラチャラしたところがなくデザイン的に飽きが来ないし、耐久性が優れていると思います。

2004年11月2日

今年20歳になった息子が、2,3歳の頃から小学校を卒業する頃まで愛読(?)していた本。
Rchard Scarryの本は、どれも秀逸ですが、特にお奨めしたい本。

2004年11月2日

カテゴリ 子どもの本

今年20歳になった息子が、2,3歳の頃から小学校を卒業する頃まで愛読(?)していた本。
Rchard Scarryの本は、どれも秀逸ですが、特にお奨めしたい本。

2004年11月2日

カテゴリ 子どもの本

今年20歳になった息子が、2,3歳の頃に愛読(?)していた本。
Rchard Scarryの本は、絵も美しく、大人が見ても飽きが来ません。世界中の子どもたちとっての不朽の本だと思います。

2004年11月2日

カテゴリ 子どもの本

今年20歳になった息子が、2,3歳の頃に愛読(?)していた本。
Rchard Scarryの本は、絵も美しく、大人が見ても飽きが来ません。世界中の子どもたちとっての不朽の本だと思います。

2004年11月2日

カテゴリ 子どもの本

今年20歳になった息子が、2,3歳の頃に愛読(?)していた本。
Rchard Scarryの本は、絵も美しく、大人が見ても飽きが来ません。世界中の子どもたちとっての不朽の本だと思います。

2004年11月2日

カテゴリ 子どもの本

今年20歳になった息子が、乳幼児期に遊んだ最高のおもちゃ。

2004年11月2日

カテゴリ 知育玩具

今年20歳になった息子が、乳幼児期に遊んだ最高のおもちゃ。

2004年11月2日

カテゴリ 知育玩具

今年20歳になった息子が、乳幼児期に遊んだ最高のおもちゃ。

2004年11月2日

カテゴリ 知育玩具

今年20歳になった息子が、乳幼児期に遊んだ最高のおもちゃ。

2004年11月2日

カテゴリ 知育玩具

シューマンの作品の中でも難曲のこれら2曲を、天性の磨き抜かれた技巧とますます風格を増すヴィルトゥオジティをもって素晴らしい演奏を聴かせてくれる。
ソナタの第1楽章の序奏から堂々たる大河の流れを感じさせ、鬼気迫るような演奏で聴く者の内面にまで入り込んで、ぐいぐいと手繰り寄せられる。同年齢で録音された有名なポリーニ盤と比較すると、キーシンは、ポリーニを超えたのでは、と感じる。
「謝肉祭」においては、各曲の性格が的確に表現されており、その描写力の素晴らしさは、他に類を見ない。
とてつもなく大きくなったキーシンは、新たなCDを録音する毎に、本当に素晴らしい演奏を聴かせてくれる。現在、ブラームス(ソナタ 作品5他)の録音に取り掛かっているとのことだが、今後の1枚1枚がとても楽しみである。

2004年10月31日

このCDでは、デュメイの緊張感を伴った精巧な音色と、ピリスの明快で情熱的な音色がぶつかり合うが、それが火花を飛び散らすような演奏ではなく、聴く者の耳に心地よい人間的な温もりを与えてくれる。まさに、音楽の至福を感じさせる演奏である。

2004年10月31日

第1番と言えば、華麗な名人芸が求められ勝ちだが、モイセイヴィッチは繊細で色彩感ある優美な演奏が特徴。第2番においても、エレガントに、余裕すら感じさせる演奏が何とも耳に心地よい。

2004年10月31日

7歳の少年バレンボイムがピアニストとしてデビューして50年を記念し、2000年にデビュー時と同じ母国アルゼンチン、ブエノスアイレスのテアトロ・コロンで行われたコンサートのライヴ。プログラムのモーツァルト、ベートーヴェンのソナタも、デビュー時と同じものだという。
ここ10年、ベルリン国立歌劇場とシカゴ交響楽団の音楽監督として指揮活動に重点を置いてきたため、ピアニストとして印象が薄れつつあった。そんなときに発売された待望の1枚。
ヨーロッパを活動の本拠とした彼のモーツァルト、ベートーヴェンは、オーソドックスなドイツ的な解釈といえる。特に、モーツァルトにおいては、明晰かつまろやかなタッチに好感を持てる。さらに、ここで感じるのは、指揮者ならではの立体的な構築力の素晴らしさである。
2曲のソナタへの熱狂的な拍手に応えて、9曲にものアンコール曲が演奏される。彼の故郷の南米の作曲家の魅力的な演奏を交えて、コンサートがますます盛り上がって行く様子を聴き取ることができる。

2004年10月31日

精緻で洗練された音と知的で高度なテクニックを伴った演奏を特徴とするポリーニのベートーヴェン・ソナタ集も、70年代に後期作品を録音して以来、30年近くの歳月を要しているが、未だに全曲完成がいつになるのか見えてこない。
さて、《熱情》と2楽章構成の3つのソナタを収録したこのCDを最初に聴いたとき、耳を疑ってしまった。ポリーニが弾いているとは思えなかったのである。ポリーニは終わってしまったのか? 私のイメージしていたポリーニとはまったく違うではないか。実は、私たちは無意識のうちに、演奏家像を作り上げ、それにぴったり合致していれば単純に(期待通りの)良い演奏だと思う傾向があると思う。今回のショックはまさに、そういう『期待はずれ』の演奏だったのである。
しかし、何度か聴くうちに、その心配はまったく杞憂に過ぎないことがわかった。ポリーニの精緻な感性をさらに丹念に磨き上げるとこういう結果になるのでは、と思った次第である。他に例を見ない完成度の高さを感じさせる。この演奏を、ポリーニの進化と見るか、退化かと見るか、意見は分かれると思うが…。

2004年10月31日

ブレンデルというと、かつては表現は悪いかもしれないが機械的ともいえるカチカチした演奏の印象が強かった。それはそれで独墺ものの演奏では納得してしまうが、モーツァルトのソナタにおいては違和感を感じないではなかった。ところが、ここ数年の間にブレンデルが録音したモーツァルトを聴いて、肩肘を張らずに、ひと皮もふた皮も剥けたような自然体の人間味あふれる演奏になったように思う。
今、ブレンデルは、モーツァルトのソナタとコンチェルトを、彼自身の好みで選曲し、彼自身のペースで何年もかけて録音しているようで、これは決して全集を作るつもりはないとのこと。一曲一曲を、丁寧に丁寧に作り上げている。
ある評論家が、70歳を過ぎたそんなブレンデルを『晩年の境地』と評していたが、それは、この円熟の極みの神々しく慈しむような演奏を聴くと当たっているような気もするが、それでは寂しすぎる。第一、そんなに枯れている訳ではない。
じっくり時間を掛けても良いから、これからも一曲ずつ丁寧に録音を続けて欲しいと感じた一枚である。

2004年10月31日

ツイートする