みな寝しずまった真夜中に、オティラはとうとう逃げた。1ページ目のこの1文で、この小さな少女が何から逃げて、雪の降る森の中を夜通し走っているのか、説明はないから想像が膨らむ。辿り着いたお屋敷にいた頭だけのドクロ、頭のないガイコツの襲撃、プロの殺し屋のようなオティラの一面。なのに後味は不思議と温かい。ショートアニメの短編映画のようだった。
読書状況:読み終わった
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絵本
- 感想投稿日 : 2024年9月14日
- 読了日 : 2024年9月14日
- 本棚登録日 : 2024年4月2日
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