黒い犬 (Hayakawa novels)

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本棚登録 : 59
レビュー : 9
制作 : Ian McEwan  宮脇 孝雄 
静香さん 海外小説   読み終わった 

神秘的な愛と理論的な愛。
この双方の間を歴史的な背景と供に綴る回想録。

読みやすい文章でありながら話はとても深く、読み手の生き方や今までの経験によってこの本の価値が大幅に変わると思います。

主人公であるジェレミーは不遇な少年時代を過ごす。
そして大人になり良き妻と子供にも恵まれ幸せな家庭を持つ。

この話の回想録は妻の両親であるバーナードとジューンである。
幼い頃から両親がいないジェレミーは義両親であるこの2人を特別な意味で接していた。
しかしこの夫婦は仲が良くなかった。
それは何故か?
それがこの話の主な軸となる大部分である。
冒頭であった神秘的と理論的。
幼少期の家族への憧れと一方的な願い…入り交じる感情と落胆。
主人公は何故そこまでしてこの真実を突き止めようとするのか。
様々な感情と人物たちの心の動き、そして愛が冷める瞬間の描写まで考え深い作品だと感じる。

レビュー投稿日
2011年9月8日
読了日
2011年4月20日
本棚登録日
2011年4月20日
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