お金のことはあまり詳しくなく、日本人が世界においてどのように遅れているのかを知りたくて購入。日本人とお金についての内容の上、日経新聞で掲載されるぐらいだからきっと面白い内容だろうと思っていた。
本書の構成は、
・日本人とお金
・お金の歴史
・お金を使う人、使われる人
・お金の危険さ
・お金から信用へ
というもの。しかも各章ではヨーロッパやアジアなどの国々で著者が経験した事例を元に、どのようなお金の使われ方をしているかが載っている。お金を破り捨てる国、お金をねだる国など、様々な使われ方からお金の正体に迫るのも興味深かった。
残念だったのが、なぜ信用がお金に取って代わられるのかを具体的に説明してくれなかった点。なぜ信用が重要なのか?信用がお金よりも優れているのは?などがなく、とりあえず信用を大切にしましょう的なメッセージだった。
世界には日本人が知らないお金の知識がたくさんあり、その点で日本人は確かにお金に疎いのはよくわかった。世界の事例も一緒に知れたから、お金の勉強のモチベになる良い一冊。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年2月18日
- 読了日 : 2019年2月27日
- 本棚登録日 : 2019年2月15日
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