(2014.1.6)
ちょうど15年ぶりの再読。独創的なタイムトラベルのアイデアが有名な作品ですが、SFの要素は強くありません。最後の10ページで計画に隠された陰謀(キューバの領土化)が明らかにされてなんとか体裁を整えてありますが、フィニィはほんとに19世紀のニューヨークを描きたいだけだったのでしょう。主人公は過去を変えることを拒否するわけで、それはそれでノスタルジストのフィニィらしい結論。
それでも文章が読みにくいのでかなり辛かったなぁ。まぁストーリーはほとんどないに等しいので気にすることはないのですが。
(1999.1.12)
ノスタルジーSF。地の文が多く、少し読みにくい。「過去」を描きたいから、タイムトラベルという「仕掛け」を使ったのでは。当時の写真を使用しているところが楽しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
◇本:ファンタジー
- 感想投稿日 : 2011年9月23日
- 読了日 : 2014年1月6日
- 本棚登録日 : 2014年1月6日
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