「映画天国」にて。夢に向かって頑張る女子のサクセスストーリーという非常に安定した話型。まぁ最後まで飽きずに見ることができました。
でも途中からなんかイヤな感じがしたのです。だって「パリ、ファーストクラス、国際線」という彼女の夢があまりに浅く俗っぽいから。案の定、彼女は最後に恋人を選ぶ。これは金や地位といった物質的な幸福より、身近な小さな幸福を大切にしようという、道徳的な教訓話としては立派ですが、エンターテイメントとしては実に退屈な結末です。「恋も夢も両方叶えちゃう☆」みたいな「キューティ・ブロンド」(例えがこれでいいのか自信がないですが)のような話のほうが絶対楽しいのに。
同僚のクリスティーナ・アップルゲイトの扱いの悪さも気になる。たしかに狡猾な裏切り者だけど、憎めないキャラじゃん。彼女への「赦し」のないまま、主人公が幸せになっていいのか?
んー、映画としては面白かったのに、なんかもやもやするー。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
◆映画:コメディ・ユーモア
- 感想投稿日 : 2015年8月28日
- 読了日 : 2015年8月24日
- 本棚登録日 : 2015年8月24日
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