新選組といっても登場する3人の主人公格は無名の人達です。でも、それが狙いなのでしょう。一流でなく、何かしらコンプレックスがあり、どう生きるべきかわからないというのは、数多くいる普通の人ですから。それが、幕末の複雑怪奇な権力闘争の渦中に放り込まれたら?まさに新選組にのシチュエーションです。生き方が定まらないジリジリした感じが伝わってきました。無駄のない筆致で人物造形を描き分け、やたら心に響く名セリフが出てきました。
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- 感想投稿日 : 2016年4月3日
- 読了日 : 2016年4月3日
- 本棚登録日 : 2016年4月3日
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