「日米合同委員会」の研究:謎の権力構造の正体に迫る (「戦後再発見」双書5)

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  • 創元社 (2016年12月22日発売)
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米国駐留軍が、日本国内で規模や権限を広げようとするのは覇権国なら必然の欲求でしょう。問題は当事国の対応です。日本は、基地権や司法権を委ねてしまっても、密約化することで体面を保ち保身に走ります。また、密約化することで、国民や国会の関与を避け、一部官僚が米軍におもねることでいびつな権力を掌握しています。公の場で是正していくことさえできない状態のまま、国家の主権が蚕食されています。売国奴的行為に反吐が出ます。

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感想投稿日 : 2017年5月26日
読了日 : 2017年5月26日
本棚登録日 : 2017年5月26日

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