新訳和泉式部日記

著者 :
  • 花鳥社 (2020年10月9日発売)
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感想 : 2

とても面白く興奮しながら読み進めました。「和泉式部日記」は日記、物語、歌集と異なるジャンルを融合した全く新しい歌物語ではないかと見立て、現在の底本である「三条西家本」ではなく、「扶桑拾葉集」を物語風に現代語化しています。浮かび上がる和泉式部像が新鮮でキュートです。敦道親王とのラブラブな交流にキュンキュンしてしまいます。折々に「源氏物語」との近似性に言及しているのも興味深い。もし、物語であるならば、21世紀文学に近い古典が新たに発見されたことになり、とても感動的です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月15日
読了日 : 2020年12月15日
本棚登録日 : 2020年12月15日

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コメント 3件

goya626さんのコメント
2020/12/15

和泉式部の和歌は素晴らしいですよね。実際にも恋多き人だったようですが、和泉式部日記はフィクションの部分も多いんですかね。

myjstyleさんのコメント
2020/12/15

goya626さん コメントありがとうございます。

「日記」と言われるようになったのはS6以降です。和泉式部が不在にも拘らずリアルな描写があり、物語に近づいた文体であると指摘しています。北の方が去った後のスイートデイズの描写もないのは物語としての美意識でしょう。虚実皮膜ですね。

goya626さんのコメント
2020/12/16

なるほど。

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