日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

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本棚登録 : 1242
レビュー : 161
著者 :
mynelvaさん 経済   読み終わった 

 経済学入門として優れていると思う。私は数学がからっきしダメなので、大学での講義などでは全く分からないであろう原理原則がわかりやすく、理解できる本だと思った。
 代案はありません、に関しては、筆者の提案をそのまま今実行することは不可能だろう。考え方のヒントとしてインプットする事に価値があると思う。個人的には「おわりに」の文章に描かれる社会主義への羨望が印象的であった。なぜ資本主義のもとで成功した者が社会主義的な存在になっていくのか。その理由を筆者なりに解釈して述べている。
 この本で一貫して主張されるのは自助努力ではないかと思う。年金にしても何にしても、自らの身は自らで守るという原則が訴えられているように思われ、若い世代には厳しい時代になったな(年寄りみたいだがw)と感じてしまう。強い者だけが弱者を労り救うことができるのではないかと。昔のホリエモンが書いた本に通じるものを感じるが、結局は拒否をし続けた自助努力による自己防衛をしなくてはならない環境に今あるのだろう。ただしこの本では「金で買えないものは無い」とは言わず、むしろ「金には大した力が無い(故に社会主義的権力は羨望の的になる)」と言う。
 世界経済を読み解く経済学の基礎を学ぶと同時に、その世界経済で生きていく自分は何をどうすべきか、考えるきっかけになるだろう。

レビュー投稿日
2012年1月17日
読了日
2012年1月17日
本棚登録日
2012年1月15日
2
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