HGに恋するふたり(7) (角川コミックス・エース)

制作 : 矢立肇・富野由悠季 
  • KADOKAWA (2023年10月26日発売)
3.75
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感想 : 2

宇宙ちゃんの悩みごとと、
神崎さんの帰省、
神崎さんと神崎ママとのやりとり。

なんだかんだで HG が話の中心でもないし、ふたりでもない。
たまたま手に取ってるのに HG が多いってだけの、お姉さんと悩める女子高生たちとの普通な青春物語といった様相。
あまりプラモにする必要性を感じない・・・ということはプラモでも良いってことではあるのだけど、主題にするほどの扱いではない。

ゲート処理かぁ。
大変なんだよね。
どんなに上手くやっても跡は消えない。
白化の問題もあるけど、ゲート付近は成形の構造上プラスチックの密度が高くなるので、周囲よりも色が濃くなる問題もあったりする。

ていうか、宇宙ちゃんってマジでガンプラにしか興味ないんだろうか?
流石に模型店なんだから他のプラモも置いてあるだろうに。
まぁ、タイトルが HG だから仕方ないかもしれないけど、ぶっちゃけ『量産型リコ』の簡易版に見えなくもない。

外でスプレーを吹くときは風なんかに注意が必要。
一時的にとはいえパーツを濡らしちゃうのだから気を付けててもホコリが付いちゃう。
無難に塗装ブースを使わせてもらった方が良いと思うんだよね。

神崎さんの初ガンダムは『機動新世紀ガンダムX』か。
まぁ、シルエットはフリーダムに似てるもんね。
記憶が混乱しても仕方がない。
・・・『∀ガンダム』はスルーだったのだろうか?

『機動新世紀ガンダムX』は打ち切りと言われているけど、実はいろいろ裏がある。
放送枠移動は不人気だったからではなく放送局の都合によるもの。
視聴率などは『新機動戦記ガンダムW』と比べてそこまで悪くはなかった(ただし超えてはいない)。
あまりに横暴な放送時間移動だったのでサンライズがブチギレて放送期間短縮、その後の『∀ガンダム』もテレビ朝日を見限ってフジテレビに移ったとのこと(フジテレビはガンダムを欲しがってたとの話もある)。
ちなみに、その期待していたガンダムである『∀ガンダム』が異様なほどに振るわず、今度はフジテレビがブチギレて追い出されたため現在の MBS に移った。
・・・と言われている。

打ち切りといえば『初代』も打ち切られていることは有名。
これは、スポンサーであるクローバーが玩具が売れなかったために打ち切りを決めた。
しかし、その後にGアーマーの玩具が発売されて、これが異様なほどに売れたので打ち切り撤回できないかと打診されたのだけど、いまさら無理ですと断って予定通り終了した。

ついでに言えば『∀ガンダム』も本当は2年放送するハズだったけど、あまりの低視聴率にフジテレビがキレて1年で終了したという話があるもよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月11日
読了日 : 2023年12月11日
本棚登録日 : 2023年12月11日

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