『バガヴァッド・ギーター』―神に人の苦悩は理解できるのか?を読了しました。
『バガヴァッド・ギーター』はヒンドゥーの聖典として、特に重要なものとして位置付けられています。『バガヴァッド・ギーター』は結果への執着を捨て行為せよという「無私の行為」を教示するものとされています。これを観念的ではなく実践的に実行したのはガンディーでした。
ガンディーは暴力に対する姿勢として非暴力運動を行いました。『バガヴァッド・ギーター』はそれ自体は戦争という行為をエピソードを取り扱っていますが、そのテーマは「無私の行為」であることから、ガンディーの思想に何ら不整合は生じないと考えます。
戦争という行為の道義的な問題については、このバガヴァッド・ギーターのテーマとしては重要ではなく寓意的に捉えてよいと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
宗教
- 感想投稿日 : 2011年10月26日
- 読了日 : 2011年10月25日
- 本棚登録日 : 2011年10月10日
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