冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

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本棚登録 : 8641
レビュー : 923
著者 :
及川さん 辻村深月   読み終わった 

辻村深月のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』を読了。

辻村深月の作品はこれまでに何作か読了しているが、ようやく今回読むことが出来た。

辻村作品の登場人物は、他の作品とリンクしていることはファンの間では有名。本作の登場人物も以降の作品に出演したりしている。

『冷たい校舎の時は止まる』は、高校生8人が校舎から出られなくなり、それには2ヶ月前の学園祭で自殺した名前と顔が思い出せない人物に何か関係があるのでは……という少し不思議な話。青春ミステリの要素もあるが、ちょっとしたホラー表現もあり面白い。ちなみに文庫は上下巻と少々長め。

必要以上に冗長過ぎる、という意見もちらほら。これは一理あるかもしれない。主な登場人物が高校生8人なのだが、そのひとりひとりのエピソードが描かれている。結果、自然と長くなってしまったのが主な原因だろう。しかし逆に考えれば、しっかり作りこまれた作品だとも言える。これは人によって意見が分かれるだろう。

ミステリでは滅多に感動する作品にはなかなか出会わないものだ。しかし作風からか、辻村作品にはいつも感動させられる。本作も例に漏れずだった。特にある人物のエピソードはかなり泣けるものがあった。

読後感も非常に良かった。まだまだ未読の作品も多数あるが、少しずつ読んでいきたいと思っている。

レビュー投稿日
2014年12月20日
読了日
2014年11月23日
本棚登録日
2014年11月23日
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