ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD]

監督 : 吉川惣司 
出演 : 山田康雄  増山江威子  西村晃 
  • 東宝
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104021861

感想・レビュー・書評

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  • 複製人間とはクローン人間のことですね。
    ルパン最強の敵“マモー”が登場します。
    倒しても倒してもマモーはルパンの前に姿を現すんですね。

    はい、実はマモーはクローン人間なんです。
    自分のクローンを作り続けて1万年生き続ける怪物なんです。
    同じようにナポレオンやヒトラーのクローンを作って自分の家来にしています。
    神様気取りでお気に入りだけ囲って、後の人間は爆弾で皆殺しにしようと企みます。
    自分勝手な奴ですね。選民思想です。愚かですね。怖ろしいですね。

    それでルパンも家来にしようとします。
    でもルパンは、「はん、そんなのインチキだ、無限の命なんて興味ないよ」と、
    相手にしません。
    秘密を知ったからには生かしておけないとマモーはルパンを執拗に抹殺しようとします。

    さぁルパンは不死身の怪物を果たして倒すことができるのでしょうか。
    次元、五ヱ門、銭形の父っつぁんの活躍に乞うご期待!
    ルパンと不二子がバッチリKissしている貴重なシーンも見逃せませんよ。
    (110909鑑賞)

  • ルパン三世が、処刑されたが、ルパン三世の死を信じなかった銭形の前にルパン三世が現れる。
    峰不二子にねだられ、エジプトのピラミッドから“賢者の石”という石ころを盗み出したルパン三世。不二子はその石の入手をマモーと名乗る不気味な男から依頼されていた。
    だが、ルパンが渡した石は彼がすり替えた偽物だった。マモーに捕らえられたルパンは、賢者の石が不老不死の力を得るために必要な秘宝だと知る。
    一方、ルパンと行動を別にしていた次元大介と石川五右ェ門の元には、アメリカ大統領の特別補佐官が極秘で接触を謀ってきていた。どうやらマモーは世界各国を脅迫しているらしい。果たしてマモーの正体とは…!?
    原作はモンキー・パンチの同名漫画。脚本に大和屋竺と吉川惣司を、監督に吉川惣司を起用した劇場用作品第1弾。旧TVシリーズ初期の雰囲気が色濃い、硬派な作品。主題歌の「ルパン音頭」を三波春夫が歌った。

    ルパン三世劇場版第一作は、テレビアニメーション一作のハードボイルドでアダルトな作風をスケールアップし、クローン技術を使い不老不死を得て裏から世界を支配しようとするマモーとの壮絶な対決を奇想天外なアクションとお色気満載で描いています。
    ルパン三世と次元や五右衛門の大人の友情をベースにした粋な会話も、ステキです。
    ルパン三世とマモーの峰不二子を巡っての三角関係も、何物にも縛られない自分というアイデンティティを取り戻す男の戦いという要素もあって、見応えがあります。
    「夢盗られちまったからな、取り返さなきゃ」「夢って、女のことか?」「じっさいクラシックだよ。オマエさんは」

  • 久し振りに観ましたが、やはり1つのマスターピースですね。
    初期ルパンのハードボイルドな世界観の上で物語が進むので、所々にあるアニメの可笑しさや小ネタを楽しみながらも、重厚感のあるストーリーとして楽しめます。いつもは最後の戦いで助太刀に入る次元や五右衛門を、本作ではその前に排除しているのも、ハードボイルドルパン三世の世界観を構築している気がします。

    実際、クラシックだよ、お前ってやつぁ(本作は)。

  • さよならモンキーパンチ先生。

    賛否両論あけれど、その時代時代のルパンの良さがある。

    この作品、不二子が裏切り過ぎる。
    あと、五右衛門の顔色が悪い。

  • クローンを複製できる悪魔的叡智を身に着けた怪物に立ち向かうルパン、かなわぬ敵とそれを止める次元。
    その時のルパンの言葉、「夢を盗まれちまったからなあ・・取り返しに行かなきゃ」
    ギャグ満載の中にも時折顔を出すしびれるせりふ。
    女性を描くのが苦手だったという作者の不二子ちゃんの原型がここにあります、セクシーさではこのオリジナルの方が上かも。
    モンキーパンチ氏の追悼番組で放送された映画ですが、この作品には、声優として三波春夫、赤塚不二夫、梶原一騎が特別出演していました。

  • 「映画天国」にて。「カリオストロの城」の前の作品にあたり、そういう目で見ると、作画は非常に拙く、次作で宮崎駿の手による作画が飛躍したことを実感させられます。

    ストーリー的には結構なハードSFでした。自分のクローンを生み出すことで、1万年にわたり地球を支配し、人類の進化に介入した男(?)という設定は、「火の鳥」のような壮大さ。結果的にルパンは人類を救ったことになるのだな。いろんな意味で「カリオストロ~」と違う路線なわけですが、これはこれで名作なんだと思います。

  • シュールでモダンでアダルティ。カリオストロもいいけどこっちもね!

  •  ルパンと1万年クローンをつくり続けて生きてきた怪人マモーとの戦いを描く。

     78年のルパン初映画作品。漫画のルパンにかなり近いイメージ。そこに当時のサイケデリックな演出が加わっている。
     まぁしかしマモーと言ったらウッチャンだよね。。。

  •  古い作品ですが、その古臭さがいいんです。アラン・ドロンの名前が出てくるところなんて、時代をよく表していますよね。
     エッチだったりグロテスクなシーンもありますので大人向け、しかしそういうところはむしろ子どもが大人の階段を登るためにも必要な気がします。
     キャラクターの表情だけで心情を語らせるのが多いのもこの作品の特徴です。特に驚きや恐怖などの表現に無駄な台詞はいらないといった感じに。
     不二子とマモーによる美しさと醜さの対比がかなり印象的でした。永遠の命を得れば神になれるのか、人類を支配すればそれは神か。どちらにせよ悪党は成敗される運命なようで結構。
     ミサイルをくらってもピンピンしている銭形警部はすでに不死なのでは……。
     コメディーとシリアスが見事に調和したすばらしい作品です。

  • 『カリオストロの城』と並んで何度もTVで再放送されている、ピカレスクとしてのルパン。その魅力はマモーの魅力にほかならない。今でも通用する科学技術設定に強大な敵であるがゆえにそれに立ち向かうルパンがかっこよく見える。悪役が強大で偉大ならば、必然的にルパンもかっこよくなるのだ。この作品は子供の頃と大人になってからの評価が確実に変わる。それは大人がマモーの魅力に気づくからだろう。

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