- マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA)
- 冲方丁
- 早川書房 / 2016年3月24日発売
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とうとう待ちに待ったマルドゥック最新作!
2016年3月24日
- ヒーローのように働く7つの法則 月給22万円だった僕が、世界的IT企業に認められて世の中を変える事業を立ち上げることができた驚きの秘訣
- 水野雄介
- KADOKAWA/角川書店 / 2014年5月31日発売
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[感想]
中高生向けのITスクールを行っている企業の起業ものがたりです。前半はITスクールの説明を兼ねた教育論に近い内容を占めていて、後半は起業する上での心構えが中心になっていた印象です。また本書はITの重要性を説く部分が全体を通して散りばめられています。
教育に関して興味があるところから読み始めた本書なので、個人的には前半部分が興味深かったです。
本書で取り上げられているITスクールにおいて、特に重要視されているのが、環境作り。情報が簡単にネットから得られる現代において、学校あるいは人を集めて学ぶ場に求められる価値が変化しているという話には納得させられました。
そのような場で大切なのは、情報やコンテンツではなく、「学びたい」と思わせる環境を提供すること。子供たちが自ら学びを得ようと思えるようにする為に、このスクールのスタッフ陣はとても気を使っています。
これを読んで、学校に限らず教育に関わる全ての場面で大切なのは「“何を”学ぶか」ではなく、「“どう”学ぶか」なんじゃないかと思いました。楽しく学べれば、自然と現代では自分で学びたいことを学べるのだと思いました。
しかし、一方で「どう学ぶか」という視点での教育は「何を学ぶか」の視点での教育の何倍も難しいのだろうとも思います。
本書で気づいたことをどう実践していくか。
これが大切なのだと思います。
[メモ]
○教育
入口-中身-出口を用意する
○学校=“学びたいと思える場所”
→教育で大切なのは、「学び」を促進させる環境を作ること
(つまり学びたいと思える環境作りが大切)
※コンテンツや情報はネットで学べる時代になっている
→教えることを生業にする職業の求められる価値の変化が起きている!
○良いサービスや商品
→必ずどこにも負けない「武器」が存在する
⇔それを裏付けるための「仕組み」が存在する
⇒物事やプロジェクトを見る時のポイント!
○リソースの重要性
自分たちの価値は何かを考える(もっている価値)
→自分たちがやる意味=アイデアにも繋がる
2016年3月12日
- 小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則
- ジェイソン・フリード
- 早川書房 / 2012年1月11日発売
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ジェイソン・フリード
世界中が注目するソフトウェア開発会社「37シグナルズ」の創業者兼CEO。1999年にウェブデザイン会社として始まった同社は、2004年以降、「ベースキャンプ」をはじめとするウェブベースのビジネスソフトの開発・運営で成功。SOHO向けのアプリケーション群は現在数百万の企業で採用されている。 (Amazonの著者紹介より引用)
本書は、小さな会社が大きな仕事をしていく為に大切な事を著者の経験からまとめたものである。
【メモ】
○前進する際に、なぜそれをしているか常に念頭に置いておこう(p45)
→素晴らしいビジネス=“視点”を持っている
○「シンプル」に物事を捉えることが重要!
・核を見つける(その事業を出来る最小単位の発見)(p74)
・“今”始める
立ち上げに必要な事以外は切り捨てる
→後からいくらでも改良可能
※大切なのは行動を起こすこと!
○会議をする際の考え方
×「これについて考えよう」
◎「これについて決断しよう」
決断は積み重なる(p79)
「後で決める」
…先延ばしであって、明日も大して変わらない。
○“制約”は「言い訳」ではなく、「チャンス」と捉える
→創造力を生み出すカギ
○自分にとってのゴールの考え方
=自分にとって“正しいもの”を生み出し続けること
→だからこそ自信をもって人に薦められるものを作れる。
○まだ起きてもいない問題を作ってはいけない
→多くの「もしも」は起きない
but...多くの人はその「もしも」に囚われる
【まとめ】
小さなチームが大きな仕事(ビジネス)をするには
・シンプルさ
・身軽さ
・柔軟さ
が必要であり、武器である。
2016年1月19日
- 妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA! ENTERTAINMENT)
- 香月日輪
- 講談社 / 2009年3月11日発売
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2015年11月16日
- オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)
- 辻村深月
- 集英社 / 2015年5月20日発売
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2015年9月27日
- バナナ剥きには最適の日々 (ハヤカワ文庫JA)
- 円城塔
- 早川書房 / 2014年3月7日発売
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うーむ、円城塔は「なんか分からないけど面白い」と言われてることが理解出来ました。
ほんとに分からないものばかりでした(笑)
でも嫌いにもなれない。。。
ほんとに不思議な小説です。
個人的には曲はいいけど歌詞の意味はあんまり分からない音楽を聴いてる気分になりました(笑)
伝わるかどうかは分かりませんが...(^^;)
一つ一つの単語の意味は分かって、でも繋がると分からない。でもなんか文章のリズムが良くて読めてしまう。
その雰囲気を楽しむ小説。
そう割り切って読めば楽しむことが出来る気がします。
正直、この作品を深く考察する勇気はありません。
なかなか興味深い作品に出会えました。
2015年9月27日
- 武士道ジェネレーション
- 誉田哲也
- 文藝春秋 / 2015年7月30日発売
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2015年8月6日
- 怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)
- 梶尾真治
- 早川書房 / 2015年5月22日発売
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2015年6月30日
- 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (ダ・ヴィンチブックス)
- 若林正恭
- メディアファクトリー / 2013年5月17日発売
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オードリーの若林のエッセイ集。
この人が予想以上にひねくれてて、より好きになりました(笑)
この人ほどひねくれたり、自意識過剰ではないとは思いたいけど、読んでみて自分を振り返るとあまり自信がありません(^_^;)
根本的に僕もネガティブモンスターと戯れている人間なんで、この人の考えは受け入れやすい所が多々ありました。
ありがとう、若林。
読み終わって感動したり、人生の指針を得たりする類の本では無くて、少し落ち込んでるときにペラペラめくってると、すっと肩の力が抜ける本かなぁと思います。
読みやすいからそんな人がいたらオススメしたい…かな?笑
2015年6月15日
- できる人の人生のルール The Rules of Life (リチャード・テンプラーのRulesシリーズ)
- リチャード・テンプラー
- ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2013年11月15日発売
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内容はシンプルながら、意外と出来ていない日常のことについて書かれています。
時々ハッとさせられるようなことも書いてあり、為になりました。
また訳の関係もあるでしょうが、押し付けがましくない書き方だったのも受け入れやすくて良かったです。
今では枕元に常に置いて時々お気に入りのページを読んでから寝るようにしています。
2015年4月17日
- 滔々と紅 (本のサナギ賞受賞作)
- 志坂圭
- ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2015年2月26日発売
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ディスカヴァー・トゥエンティワン社による書店員が選ぶ新人賞「本のサナギ賞」第一回受賞作。
エンターテイメント小説という枠で歴史モノとはどうだろうかという不安は程なくして無くなりました。
吉原の女性たちの生き様という内容だけ聞くと暗く感じますが、主人公の駒乃やその周りの人物たちのキャラクターが明るく一つのエンターテイメント小説となっていました。特に駒乃と他の女性とのやり取りは時にコミカルで歴史モノであることを一瞬忘れる程でした。
話の流れや駒乃の口調が途中で気になるところがあったので★4にさせて頂きましたが、個人的には駒乃の「ありんす言葉」がツボだったので★5あげたかったです笑
2015年3月9日
- 沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (ワンテーマ21)
- 樋渡啓祐
- KADOKAWA/角川書店 / 2014年5月8日発売
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武雄市の図書館は本書で初めて知りました。
このような図書館を図書館というかどうかは恐らく人それぞれだろうと思います。
私自身としては、樋渡さんの現在の図書館に対する疑問が新鮮で楽しめました。確かに言われてみればそうだなと思うことが多かったです。
一方で批判が多くなるのも理解は出来ましたが、図書館の幅を広げたという意味で凄いことだなというのが率直な感想です。
武雄市まで行くのは大変そうですが、いつか自分の目で見てみたいです。
2015年2月16日
- 天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 小川一水
- 早川書房 / 2009年9月30日発売
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2015年1月7日
- テンペスト 第四巻 冬虹 (角川文庫)
- 池上永一
- KADOKAWA / 2010年11月25日発売
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2014年6月9日
表紙、題名、そして評価に惹かれて手にとった本。
多くの人が言っていることではありますが、「夜の写本師」というのが良かったです。魔術師でも魔道士でも無く、「夜の写本師」。名前の響きも良いし、私たちが大好きな「本」自体に魔法をかけるという設定も好きです。私自身、多くの本に影響を受けてきたので、「本=魔法」という設定をすんなり受け入れていました。
また、この「夜の写本師」という本自体も魔道書のような装丁で、かっこよかったと思います。
見た目、設定、名前の響き、文章の雰囲気、内容と多くの面で楽しめた一冊でした。
2013年11月20日
- アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20)
- フィリップ・K・ディック
- 早川書房 / 2011年4月30日発売
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このブラックな感じがなんとも言えない作品。短編集ということもあり、気に入った作品も、苦手な作品も半々といったところでした。とはいっても、これは海外SFがまだ二回目なので楽しみ方がまだ手探り状態ということにも起因しているとは思いますが…。
個人的には、「ウーブ身重く横たわる」「にせもの」「電気蟻」「凍った旅」がお気に入りです。
特に「電気蟻」のアンドロイド?ロボット?の仕組みは最近のSFには絶対出てこないものだったので新鮮で興味深かったです。
2013年10月13日
- 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
- ロバート・A.ハインライン
- 早川書房 / 2010年1月30日発売
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ほぼ初と言っていい海外SFでしたが、思っていたよりも読みやすく面白かったです。多くの人に長年愛される作品というものは、こんな作品なんだなぁと感じさせてもらいました。
2013年8月8日
- アイの物語 (角川文庫)
- 山本弘
- KADOKAWA/角川書店 / 2009年3月25日発売
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2013年6月25日
-
再読しました。
再読了日:2013年9月10日
- 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)
- 城平京
- 東京創元社 / 1998年7月19日発売
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2013年6月17日
- 老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))
- 小川一水
- 早川書房 / 2005年8月9日発売
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小川一水先生の作品はこれで二作目ですが、またしてものめり込んでしまいました。。。
内容は中編が四作という形でした。個人的には「漂った男」と「ギャルナフカの迷宮」が好きです。どの作品も「これぞ、SF!」といった感じで楽しめました。これからも小川一水先生の作品を読んでいきたいです。
2013年4月11日
- 騙王 (メディアワークス文庫)
- 秋目人
- アスキーメディアワークス / 2011年7月23日発売
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自分が生き抜くために、周りの人間をことごとく騙し続ける一人の少年の物語。表紙と題名に惹かれて某大型古書店で買いました。
少し文の書き方が読みにくい気がしないでもなかったですが、基本的には楽しんで読めました!
人を騙していく物語なのに読み終わった後に清々しい気持ちになるのは、たぶん主人公のキャラが良かったからだと思います。
2013年4月6日
- 七人の王国―総理大臣は十七歳 (メディアワークス文庫)
- 峰月皓
- アスキーメディアワークス / 2012年10月25日発売
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ただただ17才の若者が理想郷を作るという、単純で楽しい話ではなかった。(自分はタイトルとストーリーを聞いてそんな話だと勘違いしていたが…)
でもこの楽しいだけではない話の中には、リアルな世界の苦しさの中に希望も描かれている気がする。だから読み終わった後に苦しみや憤りと共に何というか清々しいようなスッキリとした気持ちが残るんだと思う。
2013年3月28日
天地明察に次ぐ冲方丁の時代小説二冊目、とうとう読み終わりました。今まで抱いていた水戸黄門様とあまりに違い、驚きでしたが感動しました。この本のおかげで江戸時代に興味を持てました!
2013年3月16日
- 風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)
- 小野不由美
- 新潮社 / 2013年3月28日発売
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陽子だけでなく、三人の少女たちの成長が見れた今作。最後の初勅も良かったし、この後の慶国の行く末も気になりました!
2013年10月15日
-
再読しました。
再読了日:2014年10月11日