小学校の同窓会に出席した真杉伸子は、かつて彼女に惚れていた宮田治夫と久しぶりに会った。伸子はいまだ独身の宮田に妹・光子を紹介し、高村光太郎の信奉者だった宮田は光子を光太郎・智恵子展に誘う。光子は展覧会よりも光太郎の木彫の「蝉」を見つめていた男が気になった。数日後、光子はその男が福島で殺されたことを新聞で知る。そして宮田も島根で変死。真杉姉妹は光子の同級生・浅見光彦に真相の究明を依頼するのだが…。傑作旅情ミステリー。
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内田康夫
- 感想投稿日 : 2016年4月3日
- 読了日 : 2018年12月18日
- 本棚登録日 : 2016年2月18日
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