連載再開して欲しいと何年も何年も願い続け、やっと叶った人妻編ですが…イマイチ盛り上がりませんよね。恐らく、すっごく偉そうな感想になるのですが、原作に忠実にやりすぎてるんじゃないかな〜と、5巻になってやっとこさ分かりましたよ。この<b>ダルダル感の原因が。</b><br>小説では瑠璃姫の一人称視点でよかったんですが、漫画でそれをやってしまうと、如何に奇想天外な姫と言えども家に篭ってる人間の周りでしか事を動かすことが出来ず、読者をノセる展開になり難い。飽きる。まだ事件が水面下で動いているに過ぎないからかもしれないけど、それでも語られるのは瑠璃の口(しかも大半がモノローグ)からのみ。いい加減座ってる足も痺れてくるっちゅーもんです。<br>なので、原作は原作として考えて、いっそ後宮内で起こってる事件とか、高彬と帥の宮とのやり取りとか、全部鷹男・高彬視点でやっちゃえば良かったんですよ。その方が双方のファンとも喜んだんじゃないかなぁ〜。何も主人公だからと言って瑠璃が出ずっぱりになる必要は無いんですから。漫画だと(小説だと輪郭がボケかねませんが)<br>今更進行に大幅な変更は利かないかもしれませんが、これじゃぁ漫画にしてる「意味」がありません。勿体無い。原作は面白いのに漫画家の起こし方がイマイチ。すみません、偉そうで。
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カテゴリ:
カタギ少女漫画
- 感想投稿日 : 2007年7月31日
- 本棚登録日 : 2007年7月31日
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