彼女と私たちの苦難を乗り越える過程の一部。
映像化の予定がなかった2011年のツアー。
図らずも鮮烈な追憶を残した10公演を、
彼女の意地と誇りと優しさをのせた言葉達で
綴られるエッセイであり、かの震災の記録でもある写真集。
私個人的にも、初めてライブに参加できる!と
受け取った追加公演のチケットが、
紙くずに消える可能性を、一度は地震で、二度目は延期で
経験し、急転直下で迎えた国際フォーラム。
思い出深すぎて、写真の上にぼたぼた垂れる雫の跡を
必死にティッシュでぬぐうのが大変だった。
この先何度も、地震を受け東京が真っ暗だったことも
彼女がライブをすると決意したメッセージを読んだときのことも
ライブでびーびー泣いたことも、何度も思い返して、
この本に色々を貯めて行くのだなと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年10月17日
- 読了日 : 2011年10月17日
- 本棚登録日 : 2011年8月17日
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