人間失格 (新潮文庫)

3.70
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本棚登録 : 15902
レビュー : 1939
著者 :
つさん 日本小説   読み終わった 

太宰治は色々な評価があり、色々と言われている作家ですが、結論を言えばわたしはこの人間失格という本に65%くらい共感して感銘を受けた。もうすごく言いたいことも分かるし、あなたの絶望も分かるし、あなたの明るさの陰に隠れた卑屈な臆病な心も分かると全肯定したくなる。わたしだけがあなたを分かると言いたくなる。そんな不思議な魅力を持った人物。残りの35%は、わたしはここまで行ききれないという気持ち。ここまでは、世を捨てられないし、ここまで絶望はしていない。レベルが違うと悲しくなる。隔たれている、と感じるのが35%だった。
しかしどちらにしろ、ひどく魅力的な本。それよりも嬉しいのは、この本をすきと言う人が日本中にたくさんいること。わたしと同じように太宰治を捉えるひとがたくさんいるということ。それだけでよし生きてみようという気持ちになる。

レビュー投稿日
2011年11月28日
読了日
2011年11月27日
本棚登録日
2011年11月27日
3
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