(図解)大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる

著者 :
  • KADOKAWA (2016年8月24日発売)
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感想 : 28
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[読んだ理由]
テレビで経済学が心理学的な要素を含んでいて興味深く、経済学自体にはあまり興味がないため、上辺だけでもさらっとわかるような本を探していたら合致したタイトルがあったため

[メモ]
経済学:様々な人や組織が市場でモノやお金を行動しあう行動を、ある仮定の下でモデル化し、シンプルかつ理論的に説明しようという学問

合理的な行動(最適化行動):ある経済学的な目的を達成するために、与えられた制約の中でもっとも望ましい行為を選択する行動

限界:増加分のこと(例えば、限界コスト、限界メリット)
限界コスト:1単位だけ余計にその財を購入するときにかかる総コストの増加分
限界メリット:財を一つ買うことで得られる満足度を金銭的な大きさに置き換えたもの
例:リンゴを1個買うときの満足度は200円、2個目買うときには180円、3個目買うときには160円と満足度は下がる

市場:財・サービスの売り手と買い手が価格を仲立ちにして売買が行われる場所

ゲーム理論:寡占市場での戦略的意思決定に関する理論
[考え方]
ある主体が意思決定する際に、ほかの主体が自分の行動にどう対応してくるか予想した上で、自分にとって最も有利となる行動を決定する
戦略:主体が選択できる行動
ペイオフ:それぞれの戦略を選択した結果、各主体が手にできる利益
ナッシュ均衡:お互いの戦略を前提に、最適な戦略を選択している状態
囚人のジレンマ:お互いが協力し合えば双方に利益となるにもかかわらず、損することを恐れてお互いが裏切りあい、結果として双方が損することと言う状況を論理的に説明したもの
囚人のジレンマの前提:ゲームが1回限りである
繰り返しゲーム:たった一回のゲームなら非協力しか考えない主体であっても、何度も同じゲームを同じ相手と繰り返す場合には、お互いに協力し合って、相手と利益を分かち合おうとする誘因が生まれる場合がある(カルテルとか)
フォークの定理:1回目はナッシュ不均衡になるが、2回目以降協力関係を築き、ペイオフが最大になるナッシュ均衡になる命題

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2016年12月3日
読了日 : 2016年11月27日
本棚登録日 : 2016年12月3日

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