- 阪急電車 (幻冬舎文庫)
- 有川浩
- 幻冬舎 / 2010年8月5日発売
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旦那に日常系な本を貸してと言ったら渡された一冊
この多角度でみる人々の日常がおもしろくてそして全て知った気でいる。電車の中で読んでいたのに作品中のドアの前だったり端の席だったり目の前に同じものがあったとしてもこの今津線が頭に浮かび、車窓の風景も関西圏なのである。
ふいにここが大阪なんじゃないかとおもえてくるほど、リアル。
日常だけどこの繋がりを日常では味わえない。でもそのサークル内にわたしたちはいる。
2015年9月14日
- 空ばかり見ていた (文春文庫 よ 28-1)
- 吉田篤弘
- 文藝春秋 / 2009年1月9日発売
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旦那にゆったりした本を貸してと言って渡された一冊
短編集になっているけど繋がっていてまとまりがある作品。現実と空想が混じっていてふんわりした気分になります。
2015年9月10日
- 輝く夜 (講談社文庫)
- 百田尚樹
- 講談社 / 2010年11月12日発売
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旦那に冬の本と言ったら渡された一冊
読みやすくて色んな人生の話を聞いた気分になる。クリスマス・イブの過ごし方は人それぞれで、なにがおこるかわからない。秋になると冬の話が読みたくなる。幸せな気分になりました。
2015年9月10日
- おおきな木
- シェル・シルヴァスタイン
- あすなろ書房 / 2010年9月2日発売
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尊敬していた人に教えてもらった一冊
何度読んでもあったかい
2015年2月16日
- エコール [DVD]
- ルシール・アザリロヴィック
- ジェネオン エンタテインメント / -
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空気が澄んだ森の中にある学校。肌が白く洋服も白い。自由に遊んだり駆け回っているのをみると同じ人間には見えなくなってくる。少女達はどう思いながら生活しているんだろう。生殖箱の中のようにも思えた。白いモウシロチョウのように見えるから映像はとてもきれい。後半の踊りを見せるシーン。舞台上と客席の対がきれいだった森の虚空間から一気に人間味を感じる。またみたいな。
2014年11月29日
- TOKYOブックカフェ紀行 (TOKYO INTELLIGENT TRIP 04)
- 玄光社
- 玄光社 / 2012年11月28日発売
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カフェ開拓、本屋さん開拓のどちらも適している作品。紹介だけでなく作家さんのブックカフェに対する文章もちらほら入っているので読みごたえあります。それに、足を運びたくなるブックカフェがたくさんあるので早速いってきます。
2012年12月28日
- 小説・秒速5センチメートル (文庫ダ・ヴィンチ)
- 新海誠
- メディアファクトリー / 2012年10月24日発売
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とても甘酸っぱい作品だと思います。
文章は浅く見た通りのような情景。貼り絵をした絵画のような。だけどその仕組みがこちらを甘酸っぱくさせる。スパイスなんだろう。深みのある文章は綺麗だけれどこの小説の薄いガラスのような世界に憧れを感じる。
パスピエの最終電車を聴きながら読了。
2012年12月28日
- 家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生
- 鈴木大介
- 宝島社 / 2008年11月10日発売
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援交を続けて生計をたてていく未成年の少女たち。ほとんどが、一番安全である親に問題があり、家出をする。
援交をするためには、相手がいなくては始まらない。お金を出す者と、貰う者。そこまでして、理性を捨てる感覚がわたしにはわからなかった。出す者の気持ちも。貰う側の気持ちも。
放心状態になりました。
2012年8月22日
- 22歳、季節がひとつ過ぎてゆく (新潮文庫)
- 唯川恵
- 新潮社 / 2009年3月2日発売
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何て言うんだろう。男と女の間に生まれるネオン掛かった小さなくすぶり。魅惑的な空気。生まれてはいけないもの。だからこそ、触れてしまうもの。唯川恵さんの小説はいつもそのネオンが男女を包む。大学に通う22歳の女性三人。見つめ直す本かなあ。
2012年6月25日
- 失はれる物語 (角川文庫)
- 乙一
- KADOKAWA / 2006年6月23日発売
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乙一短編集。全て離したくない物語ばかり。
こんなの考えつかない。半分驚きで半分羨ましい。その考えや価値観がほしい。もっと視野を広げて、沢山のものを感じたい。
この作品は失くしていってすごく悲しい…表紙なんて変な感情が溢れ出す。
手元にもっておきたい一冊
2012年6月10日
- お茶が運ばれてくるまでに ~A Book At Cafe~ (メディアワークス文庫 し 1-1)
- 時雨沢恵一
- アスキー・メディアワークス / 2010年1月25日発売
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人間の奥の奥を引き出すような深い作品です。
実際、お茶が運ばれてくるまでに読んでいたならば、そのお茶を不思議な気持ちで頂けるでしょう。
何度読んでも素敵な
衝動にかられてしまう
不思議な本です。
色もとても綺麗なので
見ていてホッとします。
ティータイムにぴったりですね。
2012年6月10日
- 失くした記憶の物語
- ガブリエル・ゼヴィン
- 理論社 / 2008年4月1日発売
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一つの出来事で
気付けたたくさんの事。
彼女は不幸ではなく
幸せなことという事。
考えさせられる
素敵な作品でした。
2012年6月10日
- この世で一番の奇跡 (PHP文庫 お 42-2)
- オグ・マンディーノ
- PHP研究所 / 2003年3月1日発売
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見失っていたものを思い出させてくれる作品。死がメインじゃない。いや死があるからこそ大切にする考え。
普段思っていた思想と重なる部分が多くて、自分の中ではあやふやだったけれど、神の覚え書きをみて予想以上の感情でした。
どんな人にも読んでもらいたい。笑っている人にも泣いている人にも怒っている人にも暇な人にも。
2012年6月10日
- 流れ星が消えないうちに (新潮文庫)
- 橋本紡
- 新潮社 / 2008年6月30日発売
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単純な恋愛小説。私の頭のなかにあった疑問が綺麗に瑞々しく描かれていた。愛おしい人がこの世からいなくなってしまう現実。私が奈緒子だったなら、泣き崩れて敗北していただろう。巧君という新しい恋人が出来ても。加地君との記憶や思い出は忘れることが絶対に出来ないし、忘れたくないし、いっそ私自身を消したいと思う。
それくらいの存在ということなのかな
私がもし好きな人がこの世からいなくなって、彼がいた面影や跡ばかりをただただ見ていたなら彼は悲しむのかな。
読んだ後、ものすごく彼が恋しくなった
死という永遠の別れ
私はどう受け止めるだろう
考えたくもないけど、いつか考えなくてはいけない時がくる前に、今日1日を大切にしようと日々おもってます
天文学のような神秘な告白。
加地くんに惹かれました。
2012年6月10日
- 異邦人 (新潮文庫)
- カミュ
- 新潮社 / 1963年7月2日発売
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まだはっきり言葉に出来ない作品だから、また読み返そう。
感情が激しく変わらない主人公の気持ちが分からなくなかったし、理由がないことなんて世界中や日常に沢山あるけれど、それが裁判所では通じなかったこと。
死は必然だし、おかしいことではない。ただ遅いか早いかの違い。
2012年6月10日
- 凍りのくじら (講談社ノベルス)
- 辻村深月
- 講談社 / 2005年11月8日発売
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透き通る夏のおはなし。涼しさよりも蒸し暑さの方が強いかな。理帆子の思想やらがわたしと似ていて、高校二年生にはみえないような。いまの高校生にこの子のような、見下しながらうまくやる子はいない。わたしからみても、うまくやる子はいないけれどみんな素直でまっすぐ。展開がくるくると読みやすくすごくよい。ドラえもんの道具がちらほら出てきて親しみやすいし、辻村さんはいつもよみやすい。
2012年6月10日
- スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
- 辻村深月
- 講談社 / 2010年1月15日発売
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才能を持ち合わせた住人が暮らすスロウハイツ。上も下もどちらもふいをつかれたものばかりで、感激のあまり涙がでる。人間らしい感情が沢山描かれていて、わたしはものすごくスロウハイツがだいすきです。毎日読みふけって何も聞こえないくらいはまった。自分がスロウハイツの住人になったような気持ちになる。わたしもなにかしなくちゃ何か変えなくちゃって頭が沢山働く。環みたいに仕事をせかせかしよう。コウちゃんみたいに優しいひとになりたい。スーみたいに勿体ない絵を描きたい。エンヤや狩野のように、自分が信じているものだけをいつまでももっていたいし、正義みたいに諦めないこころを。十代のうちに読めて、出会えてよかった。
2012年6月10日