インドへ (文春文庫 よ 2-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1983年1月10日発売)
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本棚登録 : 412
感想 : 30
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2009年くらいに購入して流し読みしかしていなかった本。
この度、じっくり読んでみました。

横尾さんといえばインドがターニングポイントということが有名で、インドを知ってからの横尾さんの作品は以前とは異なり、宇宙観、宗教観が強くなりました。
この本の中に、横尾さんの心境が綴られています。
インドは、汚い、臭い、うるさい、貧富の差が激しい、などなど、インドがどのような国かを表しています。
謎が多い国であり、国民も日本人とは全く違い、宗教を軸として生活しているところも興味深いです。

2012年8月14日〜20日、私はインド旅行に行きましたが、この本に出逢っていて、インドにそこまで驚かなかったのが救いでした。
ただ、横尾さんのように、インドの美しい自然を存分に見られず、世界遺産周辺のうるさく汚い街ばかりだったのは少々残念です。
また機会があるのなら、横尾さんが体験した自然に飛び込みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 要!再読本
感想投稿日 : 2012年8月23日
読了日 : 2012年8月23日
本棚登録日 : 2012年7月19日

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