鮫島くんと笹原くん (マーブルコミックス)

4.15
  • (383)
  • (332)
  • (174)
  • (23)
  • (7)
本棚登録 : 2625
レビュー : 159
著者 :
naganoharuさん コミック>BL   読み終わった 

 友達以上恋人未満の過程を存分に楽しめる作品。
 童貞へたれ攻め→告白→ヤリ目線に無自覚な受け→自覚→ラブ注入。
 好きな相手に自分がどんだけヤリ目線で見ているのかを、ゲイビで理解させようとするあたりがつぼ。
 このフェーズ、普通のBLなら押し倒して無理やりセックスしてしまうもんだが、へたれなのでできない。
よって、受けが徐々に自分がヤリ目線でみられていることを自覚していき、自覚の末、誘い受けのような形に。
腰乃の描く「男の子」たちは、割合自分の気持ちをどうにか言葉にしようと奮闘する。そういうところは、「黙って行動でしめせ」という男性性とかけ離れていて稀有。
攻めも受けも「セックスするとかびびっちゃうんだよ!」というところが丁寧に描かれていて、秀逸。


乙女男子の系譜に、内面を告白できる男キャラかな。乙女にならなくてもはなせる。
守る男と弱い自分の自覚は、相手を殴ることでしか表にでない。内面の吐露が難しい王子系攻が乙女化しなくても語れるトリックが腰乃の魅力。
鮫島はもろそっち。話せない男の内面をキャラにより代弁させる仕掛けがエクセレントすぎる。目眩がしたもの。漫画表現的に。

レビュー投稿日
2011年4月14日
読了日
2011年4月13日
本棚登録日
2011年3月30日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『鮫島くんと笹原くん (マーブルコミックス...』のレビューをもっとみる

いいね!してくれた人

ツイートする