RULESを先に読んでいたのでわかっていたはずなのに涙が抑えられませんでした。感情という部分が欠落しているトオルと、トオルには感情を見せない松岡というふたりが少しずつ距離を縮めていく。そこに恋愛というものは見えないまま終盤の衝撃的な展開となり、たたみ掛けるように来る写真のエピソードで二人の感情が紙面から溢れ出してきて、それがあまりにやるせなかった。でも、先へ繋がる布石があり読後に悲しみだけが残ることはないので救われます。ああ、同人誌「ハイドラ」が読みたい!同時収録の話も面白かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
宮本佳野
- 感想投稿日 : 2011年3月1日
- 読了日 : 2011年3月1日
- 本棚登録日 : 2011年3月1日
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