は母と娘の関係http://www.amazon.co.jp/%E6%AF%8D%E5%A8%98%E5%95%8F%E9%A1%8C/lm/R1JUUMN4MGNIN8についての本やTV番組をよく見ます。
この問題は戦後生まれのことかと思っていました。
佐野洋子さんは昭和13年生まれなので「おや?」と思い読んでみました。
それによると、お母さんは戦後の民主主義で変わっていったようですね。
母親との関係に悩む女性に、読んでいただきたいと思います。
実に正直な文章です。
ただ、ここに書き残したいことがあります。以下、引用。
>そして十二歳年下の妹を私はペットのように愛玩したのである。どこに行くにも自転車に乗せて行った。午後から雨が降ると午後の授業をさぼって幼稚園の妹を傘を持って迎えに行った。セーターにもワンピースにも刺繍をしてやった。幼稚園の遠足の弁当まで作った。しかし妹は何も覚えていない。240円入った私の財布を自転車から落とした時私が怒った事と、荷台に乗っていた妹の足がスポークの間に入ったのにすぐ気がつかなくて、ものすごく足が痛かった事だけ覚えている。
人間は正しくない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆心と体☆
- 感想投稿日 : 2018年2月21日
- 読了日 : 2010年11月27日
- 本棚登録日 : 2010年11月27日
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