蒼穹の昴 全4冊合本版 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2015年1月9日発売)
4.17
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本棚登録 : 201
感想 : 20
3

清国の末期、田舎の貧しい少年・春児に占い師が告げる予言。
「汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう」と。
天命とは…それに導かれるように、多くの人が突き進んで行く。
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それぞれの立場の人々の思惑や使命感、色んな感情が入り乱れている。
…とにかく長かった…。
歴史大作。確かに。
なかなか読み終わらなくて、3巻くらいでちょっと挫折しそうになりつつ、最後の方は伏線が回収されていって面白かった。
最初の方もちょっとウルっと来ちゃうシーンも何箇所か。
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でも、どうにも西太后の性格が最後まで掴めなくて、納得出来ないまま終わった…。
う〜ん。
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浅田次郎さんの本は、学生時代に国語のテストで一部抜粋されて載っていた問題文の続きが気になり過ぎて、買って来て読んで以来。
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今回この本を読んだら、中国系のお話をもっと読みたくなった。
次は、もう何年も読もうと思いつつ手を出してこなかった『三国志』に取り掛かろうかしら?
でも、酒見賢一さんの『陋巷に在り』がKindleで売ってるのを発見してしまったんだよね。
これも読み直したいし。
読みたい本がいっぱいで困ってる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年2月27日
読了日 : 2017年2月27日
本棚登録日 : 2017年2月10日

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