トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

  • 早川書房 (2023年10月6日発売)
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本棚登録 : 201
感想 : 11
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海外小説とは思えないほど読みやすいのは、日本のアニメやゲームがたくさん登場するからだろう。ゲームウオッチ、ファミコン、ニンテンドースイッチ。
ロールプレイングゲームもたくさん出てくるが、私はドラクエも挫折した人間なので、なんのことか全くわからない。
でもわからなくても、丁寧な描写で問題ない。
きっと映像化、映画化されるだろうな思う読後感。

子ども時代に一緒にゲームをし、それを通じて心を通わせ、分かれた二人が、MITの学生にあり、再会する。指導教官、ルームメイトなどとの人間関係、ゲームをリリースして会社として成長していく過程。ほんとに映画のようで、光景が目に浮かぶような描写がすばらしかった。翻訳がよいのもあると思うが、著者がハバード大卒とのことで明快な英文を書いているのだろうなと思った。これは原著で読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2024年6月29日
読了日 : 2024年6月29日
本棚登録日 : 2024年6月29日

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