菓子屋横丁月光荘 歌う家 (ハルキ文庫 ほ 5-1)

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本棚登録 : 294
レビュー : 26
Kaikoさん 小説   読み終わった 

2巻を読んだので再読。家の声が聞こえる大学院生、遠野守人。能力のことは誰も知らない。その力で何かを解決もしない。ほぼ天涯孤独で物静かな性格。大学院の先生の提案で、地図資料館の管理をするため、川越の古民家に移り住む。川越の歴史と現在の様子が分かり、守人を取り巻く街の人々が、甘過ぎず、近すぎず、ほんわりと彼の心のわだかまりをほどいていく様が心地良い。
昔住んでいた家が無くなった時の何とも言えない喪失感と、目の当たりにしてもなお、鮮明に残る記憶は、覚えがあって思わず涙する。
川越へ行ったとき、「旭舎文庫」は見落としてしまっていたので、次の機会は必ずチェックしたい。新婚さんが淹れてくれる、豆から焙煎した珈琲と、季節の花の和三盆のお店は実在しないのだろうけど、本当にありそうで、探してみたくなる。ナチュラルセピアファンタジー。いつまでも続いてほしいシリーズ。

レビュー投稿日
2019年7月18日
読了日
2019年7月18日
本棚登録日
2019年7月18日
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