〈骨牌使い(フォーチュン・テラー)〉の鏡(下)(ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 59
レビュー : 6
著者 :
制作 : 宮城 
nakagawaさん  未設定  読み終わった 

はぁー……楽しかったです。
流麗な文章に誘われるまま世界に没頭し、その中を生きるように読むという至上の時間を過ごしました。
「物語ってこういうことだ!」と鼻息荒く主張したいです。

上巻は王道的とも感じたのですが、下巻になると混沌に次ぐ混沌で、頁をめくるごとに自分の顔色が変わっていたようにさえ思います。
人物達の内省や、世界が<詞>によるという設定などにも垣間見える観念というか哲学というか……は、あまり安定していないようなのですが、それも含めてこの作品なのだと感じました。

個人的にはアルディルがすごく好きです。
考えたみたら、ザ・悪人があまりいなかったような? 

ラストシーンもすばらしくて、この壮大な物語の終わりに相応しい、美しい景色でした。

単行本でかつて読んでいるのですが、何年も前のことで、忘れている部分も多くあり……しかしそれにしても、前回よりもっともっと楽しんで読んだという感覚があります。
再読して良かった。

レビュー投稿日
2017年2月21日
読了日
2017年2月21日
本棚登録日
2017年2月21日
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