空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)

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本棚登録 : 126
レビュー : 13
著者 :
制作 : 加藤精一 
nakahisashiさん 宗教   読み終わった 

真言宗開祖・空海による般若心経の解説。
とてもわかりやすい現代語に訳されていて、
それを見ながらだと、古文が苦手な人も
原文がなんとなく読めてしまうのではないかと思います。

ただし、あくまで「真言密教」から見た般若心経の解釈です。
必ずしもオーソダックスな般若心経の解釈ではないと思います。
ですが、般若心経を、大乗仏教のためのお経にとどめず、
逆に密教のものであると主張するわけでもなく、
あらゆる教えを包摂したお経であるとしています。

訳者が述べています。これが空海がこの『秘鍵』にこめた想いだと僕も感じます。
「 あらゆる思想や宗教にそれぞれ価値を見出してそれぞれの地位を与え、それぞれが違いは違いとして認識しながらも、手を握り合って大道を歩んでいけば、構想や対立を避けることもできるし平和と共存が可能になるであろう。 」
9世紀にこんな思想を打ち立てた空海はやはり常人ではない。

レビュー投稿日
2013年6月13日
読了日
2013年5月31日
本棚登録日
2013年5月31日
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