韓国からの通信――1972.11~1974.6 (岩波新書)

著者 :
制作 : 「世界」編集部 
  • 岩波書店 (1974年8月20日発売)
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感想 : 3
4

(1976.04.13読了)(1976.03.20購入)
*解説目録より*
この通信は、1972年秋の第一信より雑誌『世界』に掲載されてきた。同年10月韓国政府が戒厳令をしいて以来、韓国の実情は、韓国内にあっても、海外においても、伝えられるところ少ない。この記録はその報道の空白を埋めるものとして注目を集めてきた。日ましに緊迫の度を加えてきた韓国の政情を伝えると共に、祖国の民主化を願う韓国知識人の抵抗の書であり、フランスにおける抵抗運動の中で刊行された「深夜叢書」に比肩するものである。

【目次】
まえがき  「世界」編集部
1972年11月 悲観と拒絶
1973年1月 教会をファシズムが襲う
1973年2月 女工たちの歌ごえ
1973年7月 わけのわからない政治
1973年8月 むきだしの権力/金大中氏事件を見守る
1973年9月 個人崇拝のマニア/沈黙の中の一声
1973年10月 「賊反荷杖」という言葉/すべてがゲリラ戦法
1973年11月 ガス室の噂/叫び また 叫び/重なる生活苦
1973年12月 改閣の後/もう一つの理由/抵抗は続く
1974年1月 小さな勝利/明るい目と暗い目/恐怖マヒ症/嵐を待つ心
1974年2月 国民的英雄/血腥い日
1974年3月 政治的シンボリズム/成熟した時/詩人が悶える時
1974年4月 民主学生総連運動/痛めつけられる良心
1974年5月 残れる者/「創作」の名手/沈黙の底に
1974年6月 流言蜚語/背信の権力/民衆の審判
「韓国からの通信」を読んで  倉塚平
年表

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アジア情勢
感想投稿日 : 2012年8月8日
読了日 : 1976年4月13日
本棚登録日 : 1976年4月13日

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