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スペインの古い町サラマンカに、人生の安らぎを求めて旅する男女の心理を描いて静かな感動を呼ぶ表題作。死の床にあるランボウと彼を看取るその妹の独白をとおし、史実と想像力を総合させた手法で、放浪の詩人の生と死を浮彫りにした「献身」。流れゆく現実世界の奥に潜む人間の生の本質を追求したこれら短編小説7編は、著者自身の西欧体験の中から生れた作品群である。 (解説頁・菅野昭正)
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辻邦生:作家
- 感想投稿日 : 2013年7月11日
- 本棚登録日 : 2012年7月11日
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