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鎖国体制完成を目前にした江戸初期の長崎に、通辞として赴いた上田与志。役人としての確実な立身を望んでいたはずの彼は、いつしか鎖国派と海外交易派の政争の渦に巻きこまれていく。混血の美女コルネリアの愛を支えに、閉塞していく状況を憂い、時代の権力に挑戦したその悲劇の生涯を描く。物語のもつ魅力を充分に取り入れ、史実をふまえて構築された壮大な歴史ロマン。 (解説頁・篠田一士)
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辻邦生:作家
- 感想投稿日 : 2013年7月11日
- 本棚登録日 : 2012年7月11日
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