最後の親鸞 (ちくま学芸文庫)

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本棚登録 : 354
レビュー : 29
著者 :
きゅうすさん 思想   読み終わった 

キリスト教でもイスラム教でも神の絶対性の前の人間の無力さから、教理上人の自由意志というものが常に問題になったが、日本においても親鸞は浄土門の本願他力の思想を突き詰め、ついには善行を積もうとする意思や、信心をもつ意思の無意味さにまで至る。
「念仏をとりて信じたてまつらんともまた棄てんとも面々の御計らい」とは布教を放棄するような言葉である。吉本隆明はそこに宗教の解体をみている。

レビュー投稿日
2016年6月5日
読了日
2016年6月5日
本棚登録日
2016年5月22日
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