天気図の歴史―ストームモデルの発展史 (気象学のプロムナード 第 5)

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  • 東京堂出版
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ストームに伴う気圧の変化や前線については知られていて各種のモデルが検討されたが、いかんせん、高層観測のすべがない時代にあっては盲人が象を触るような状況が続いていたようだ。
第二次世界大戦期に入ってからようやく精度のある観測が可能になり、現象とモデル・理論の整合が確認できるようになった。

最初期だけでなくかなりの間、不確かな天気の「予報」をすることは科学者のモラルとしては赦しがたいことであったのも意外。

ビヤクネスとロスビーの働きの大きさ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2020年5月11日
読了日 : 2020年5月14日
本棚登録日 : 2020年5月5日

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