ストームに伴う気圧の変化や前線については知られていて各種のモデルが検討されたが、いかんせん、高層観測のすべがない時代にあっては盲人が象を触るような状況が続いていたようだ。
第二次世界大戦期に入ってからようやく精度のある観測が可能になり、現象とモデル・理論の整合が確認できるようになった。
最初期だけでなくかなりの間、不確かな天気の「予報」をすることは科学者のモラルとしては赦しがたいことであったのも意外。
ビヤクネスとロスビーの働きの大きさ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2020年5月11日
- 読了日 : 2020年5月14日
- 本棚登録日 : 2020年5月5日
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