
こんなにも悪い姉がいるものか?
でも、実際にいそうな気もする。
麻友が姉の凛を殺したくて、その想像をする場面が延々と長くて、少しうんざりした。
憎いのはわかるけど、殺すなんて自分の人生を犠牲にしてもったいなくない?
殺人とばれない方法で……と書いてあったけど、絶対ばれると思います。
本筋から外れますが、私が一番気になったのは、両親の寛容さ(というか無視?)さです。
凛が麻友にバッグを投げたり、いろいろひどいことしても、「だめよー」と声をかけるだけの母、全く無視する父。両親は、もっと麻友をかばうべきではなかったのではないかと、読んでいてイライラした。
けれども、麻友は友人の家族問題にアドバイスをした時、自分の問題点に気づいたところはよかった。
そして、ラストはなんとか納得できる内容だった。
- レビュー投稿日
- 2021年1月21日
- 読了日
- 2021年1月21日
- 本棚登録日
- 2021年1月21日