“なくなったものを惜しんでいるばかりで、得たものを考える余裕がなかった。ちょうど、閉じられたドアの前でじたばたして悲しんでいたら、新しいドアがすぐそこにあったというような気持ちだった。何かが終われば必ず何かがはじまっている。それを見るかみないかだけが私の自由なのだ。ドアが開いた匂い、新しい匂いの中で、私はあせらずにゆっくり立ち上がり、少しずつ歩きながら、何かを探し続けよう。”
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年9月20日
- 読了日 : 2024年9月20日
- 本棚登録日 : 2024年9月20日
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